トップメッセージ

 株主の皆様には、平素は格別のご支援を賜り厚く御礼申し上げます。
 このたび新型コロナウイルスの感染被害に遭われた方々、ご家族、関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、感染拡大の防止にご尽力されている医療関係者をはじめとした多くの皆様に、心から敬意を表し感謝申し上げます。そして、感染被害の早期収束を強く願っております。

 当社第91期(2019年4月1日~2020年3月31日)の「決算に関するご報告」をお届けするにあたりご挨拶申し上げます。

 第91期は、米中貿易摩擦の緊張が継続し、欧州では英国のEU離脱が決着、米国とイランの対立は益々激化するなど数々のネガティブ要因に見舞われました。わが国でも年央に大型台風災害や消費税増税などがあり、景気は総じて下振れ傾向で推移していたところ、年明けより新型コロナウイルス感染症が拡大し、世界レベルでの未曾有の経済低迷に陥りました。
斯様な状況の中、当社グループの事業業績は、成長分野の一つとしている医療資機材分野は、景気動向に左右されず引き続き底堅さを見せ伸長しましたが、当社グループの売上の50%強を占める主力の精密機器・家電分野においては内外の景気減速による需要の低迷を受けて苦戦を強いられ、建材・日用品・自動車関連も同様に低迷しました。その結果、連結売上高は592億円(期初予想の94.0%)、連結経常利益は10.6億円(同99.3%)となり、投資有価証券の評価損等の特別損失の影響で、親会社株主に帰属する当期利益は6.2億円(同88.7%)となりました。

 迎える第92期は、新型コロナ禍が、ワクチンなど防疫や決定的な治療手段が未だ手探り状態で収束の道筋が見えない中、国内外におけるモノの需要動向や、サプライチェーンの影響等について現時点における算定は非常に困難であり、誠に遺憾ながら通期業績見通しは「未定」とさせていただく形でのスタートとなりました。株主の皆様には大変ご迷惑をおかけし心よりお詫び申し上げます。

 先般の第91回定時株主総会において表明させていただきました通り、今年度の対処すべき課題に「感染症対策を含めたBCP体制の再構築」を追加しました。新型コロナ禍の中、まずは当社グループの社員の健康と安全を守り、組織の活力を維持することを第一とし、移動や対面が制限される環境下ではありますが、グループ拠点間の総合力の強化を図り「お客様にとってのプラスチックの戦略パートナーとしての機能」を果たすこと、また、エネルギー負荷低減に繋がる商品及びリサイクル・リユース品等、環境施策の推進を引続きぶれずに実行して参ります。

 新型コロナ禍が収束した後の世界はどうなるのか。これまでの習慣や社会常識、価値観などが根本から見直されることになるかもしれません。その時に需要のありどころが何処へシフトしていくのか、これまで築き上げてきた多方面からの情報収集力と提案力をもってさらなる成長を目指します。

 株主の皆様におかれましては、今後も一層のご支援、ご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

2020年6月

プラマテルズ株式会社
代表取締役社長
岸本 恭太